不同沈下とはUNEVEN SETTLEMENT

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不同沈下が
起きてしまったら

不同沈下が発生する原因には、様々なケースが考えられます。
困ったことに、表面上は問題なく見えてしまうので土地を見ただけでは不同沈下が起こると
は予測しにくいのが現状です。

金銭的ダメージ

たとえ何の手抜かりも無く、構造的にも十分な設計がなされた建物であっても、地盤の検討を怠ったがために傾いてしまった場合、床の軋み・クロスの剥離・ドアの開閉・外壁クラック等、遅くとも5年未満の間にいろんな個所に不具合が出てきます。こうなったらもう立派な欠陥住宅です。

『この家なら大丈夫』と、建物の安全予測は工務店さんなら容易に付けられる事だと思いますが、事地盤に関しては『どうなるか分からない』。予測の困難な不確定要素の部分ではないでしょうか。

以前は、地盤は工務店さんの守備範囲から少し外れていたかも知れません。しかし今では『元々あった地盤は工務店の責任ではない』と逃げられない仕組みになっています。住宅品質確保促進法の制定により、住宅供給者には10年の瑕疵担保責任が課せられてしまっているからです。
詰りこの法律がある限り住宅・地盤の欠陥が発見されたとしても施主は痛くも痒くも無く、いやでも工務店さんの財布から修復費を捻出しなければならなくなってしまっているのです。 ちなみに通常規模の建物で、不同沈下の修復(建物を水平に戻すため基礎下に杭や固定材を使用し、ジャッキアップ調整を行う)に費やす金額はなんと500万円~700万円と莫大です。
また、沈下の発見が遅れ、その間、被害もどんどん進行しており建物全体にわたり手直ししなければならないような重症の場合には、自腹捻出は1,500万円を下りません。むしろ数十万円程度で済んでしまうケースなど無いのです。
このように不同沈下によってもたらされた金銭的ダメージは中途半端な額では収まらず工務店さんの金庫を直撃することでしょう。

心理的ダメージ

こうした金銭的ダメージのほかに大きな心理的ダメージも同時に被ることになります。傾いた家を提供された施主が黙っているわけがなく、面倒なクレーム対応に追われ、あげくの果てに互いに感情的になり、冷静な話など出来なくなってしまうのが普通です。
『こんな家を建てる工務店なんか信用できない』『やる事なすこと気に入らない』と施主は腹のそこからそう思っているので何を言っても取り合ってもらえないものと覚悟して下さい。 しかもこうした噂はアッと言う間に広まり次の受注にも深刻な影響を与えてしまう事は間違いありません。建物の欠陥(地盤による不同沈下)はただ修復すれば良いというものではなく、一旦その地域で無くしてしまった信用をもう一度取り戻す事はほとんど不可能です。
『お金でカタが付くなら、まだ良い方だ』とか『もうゴタゴタは嫌だ。あの施主の顔ももう見たくない』などと不同沈下を経験された工務店さんは異口同音です。

不同沈下は怖いもの…そんな恐怖など体験しないためにも、まずは当たり前のように地盤調査を行い、その結果、軟弱地盤であれば地盤補強工事を実施し、出来たら地盤保証も取り付けておくべきです。特に地盤補強工事の必要のない布基礎やベタ基礎だけの判定(比較的良好な地盤)の場合には地盤保証は欠かせません。例えば地中に何の手当てもしないで家が傾いたなら、工務店さんとしても地盤補強工事の過失を指摘するわけにもいかず全責任を背負い込む事になるからです。

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