新開発の攪拌装置とミキシングテスターで
高品質のコラムを築造する新しいソイルコラム工法です。
ウルトラコラム工法は、セメント系固化材スラリーを用いる機械攪拌式深層混合処理工法です。独自形状の十字型共回り防止翼を有する掘削ヘッドを採用し、粘性土地盤などで問題となる土の共回り現象による攪拌不良を低減。また、施工直後にコラムの比抵抗をミキシングテスターで測定し、攪拌状況を確認することで、高品質のコラムを築造できます。
先端に固化材の吐出口を設けた中空ロッドと攪拌翼、2種類の共回り防止翼、掘削翼で構成したシンプルな攪拌装置です。共回り防止翼の「突出翼」は、翼長が掘削径よりも長く、地盤から反力を得ることで回転を防止します。また、「中間翼」は翼長が短く、貫入時の抵抗を抑えるとともに、粘性の高い土質の攪拌・混合に効果を発揮します。
ウルトラコラム工法は、財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得しています。
工法名 | ウルトラコラム工法 | |
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適用建築物 | 小規模建築物 | 小規模建築物以外 |
コラム径 | φ400mm φ500mm φ600mm φ800mm |
φ500mm~φ1600mm ただし、適用地盤が ローム地盤の場合はφ1200mm、 しらす地盤の場合は φ1000mmを 最大径とする。 |
最大改良長 | 12m ただし、φ400mmの場合は4.5m、 適用地盤がローム地盤、 しらす地盤の場合は、10mとする。 |
15m ただし、適用地盤がローム地盤、 しらす地盤の場合は、10mとする。 |
固化材配合量 | 300kg/㎥ | 250kg/㎥ (砂質土地盤の場合は150kg/㎥) 以上で配合試験による。 |
設計基準強度 | 900kN/㎡(砂質土、しらす) 800kN/㎡(粘性土) 700kN/㎥(ローム) |
500~2000kN/㎡ 適用地盤が ローム地盤の場合は1500kN/㎡を 最大設計基準強度とする。 |
地盤調査 | スクリューウエイト貫入試験 | 標準貫入試験 |
改良形式 | 杭形式(杭配置、接円配置およびラップ配置)、ブロック形式、壁形式 | |
適用構造物 | 建築物、擁壁および工作物 | |
掘削ロッド数 | 単軸 | |
掘削攪拌機構 | 水平方向掘削攪拌機構 | |
共回り防止機構 | 共回り防止翼を十字に装備した本工法独自の防止機構 | |
掘削攪拌翼枚数 | 掘削翼を含め6枚 | |
適用地盤 | 砂質土、粘性土、ローム、しらす |
SSロッドに装着して測定の場合
ミキシングテスター
プローブ
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